1/144HG GNX-901TW スサノオ
機体解説(説明書より)
元ユニオンの開発陣が、ジンクスやアヘッドに変わる次期連邦主力機(テストヘッド)。
当初はアヘッドをベースに開発が進められていたが、ミスター・ブシドー専用機とすることが決定した時点で、開発を一からやり直し、フラッグを設計ベースとした(実際に頭部にはオーバーフラッグス隊のダリル機が使われている)。
また、外見はパイロットの好みに合わせたものとなった。
急ピッチで製造が進められ一度は『マスラオ』として完成を見るが、時間の許す限り強化改造が続けられ、最終的に『スサノオ』として生まれ変わった。
本機は擬似太陽炉搭載機でありながらトランザムすることが可能である。
これはビリー・カタギリがエイフマン教授のメモを解析して得た技術であり、イノベイターたちが持っている技術とは、別に開発されたものだ。
マスラオとスサノオの違いは細部にわたるが、大きくは、背部中央の強化サーベル用GNコンデンサーの追加、左手にガントレットを装備、腹部に展開式大型ビームキャノン『トライパニッシャー』の内蔵などがある。
ダブルオーガンダム及び刹那・F・セイエイと決着をつけるべく、ミスター・ブシドーの依頼により、アロウズの専属技師となったビリー・カタギリと、元ユニオンのフラッグ開発チームが完成させたワンオフ機・マスラオ。
その強化改良型が、このスサノオである。
マスラオはGNビームサーベルを二振り装備していたが、スサノオへ改修されるにあたり、二振りの実体剣(強化サーベル)に変更。
さらに、左腕にはエネルギー逆流対策のガントレット、腹部には大型ビームキャノン・トライパニッシャー、GNドライヴ『T(タウ)』が内蔵された両腰のバインダーにはGNクローが追加された。
パイロットはアロウズの『ワンマンアーミー』、仮面の男ミスター・ブシドー。
その正体はかつてのユニオン軍のエースパイロット、グラハム・エーカーである。

キットはユニオンフラッグ系MSの意匠を残しつつ、鎧武者のようなフォルムを再現。
フラッグ系キットがABS樹脂パーツによる可動に対し、スサノオではポリキャップ可動となっている。
足は独特な形状をしているが、支えなしでも自立可能。
背部から伸びたパワーケーブルはリード線、劇中では使用されることがなかったビームチャクラムはクリアパーツで再現されている。

頭部のサングラス状のフェイスガードを外すと、ベースとなったオーバーフラッグの顔が現れる。
黒一色で成型されているため、塗装を施している。

スサノオの足はまるでつま先立ちのような独特の形状をしている(画像左)。
この状態でも自立可能だが、アンカー状のパーツを下ろすことで(画像右)、より確実に接地する。
装備解説
強化サーベル『シラヌイ』
左手用に新たに装備された強化サーベル(画像左)。
ガンダムエクシアのGNブレイドに近い実体剣ではあるが、マスラオの左手用GNロングビームサーベル「ハワード」からビーム発震器を移植。
刃の部分にビームサーベルをコーティングすることにより、双方の特徴を併せ持つコンビネーションソードとなる。
背部からのパワーケーブルを接続することで、威力が倍増する(画像右)。


強化サーベル『ウンリュウ』
右手用に新たに装備された強化サーベル(画像左)。
『シラヌイ』と同様の技術が使われているが、こちらにはマスラオの右手用GNショートビームサーベル「ダリル」のビーム発震器が移植されている。
なお、「ハワード」「ダリル」の由来は、ブシドー(グラハム)の戦死したかつての部下から来ている。
こちらも背部からのパワーケーブルを接続することが可能(画像右)。
『シラヌイ』『ウンリュウ』は専用のフックパーツを使うことで、両腰のバインダーにマウント可能。


強化サーベル『ソウテン(蒼天)』
『シラヌイ』と『ウンリュウ』を連結させた薙刀型強化サーベル(画像左)。
使用する際、左肩のコネクターにパワーケーブルを接続(画像右)。
これにより背部のGNコンデンサーから直接GN粒子を供給、ソウテンは最大の威力を発揮する。
『ソウテン』は腰の後ろにあるフックにマウント可能。


GNフィールド
肩と肘にあるトゲ状のパーツに内蔵された小型GNフィールド発生装置。
シールドを持たず、二刀流で戦う本機には最適な装備と言えよう。
また、空中姿勢制御用のサブスラスターとしての機能も併せ持つ。


ガントレット
スサノオへ強化されてから新たに追加された装備の一つ。
強化サーベルからのエネルギー逆流に対応するため、利き腕である左腕に装備された。
想定外の使用法ではあるが、相手の攻撃を受け止めることが可能。


トライパニッシャー
スサノオへ強化されてから新たに追加された装備の一つ。
両肩と腹部に内蔵された砲門からビームを放ち、前方で収束。
火球状の大型GNビーム弾を形成して発射する。
キットでは差し替え無しで展開可能。


GNクロー
スサノオへ強化されてから新たに追加された装備の一つ。
両腰のバインダーに組み込まれた近接戦闘用の格闘兵装。
劇中では使用されなかった。
キットでは一部パーツの位置を差し替えて展開する。


ビームチャクラム
頭部の鍬型状の強化クラビカルアンテナから放たれるリング状のビームカッター。
GN粒子制御技術を応用した牽制用の試作兵装である。
劇中では使用されなかった。
ビームチャクラムのエフェクトパーツはクリア成型であるが無色透明のため、Mr.カラーのクリアーオレンジで塗装している。


GNドライヴ『T』
連邦正規軍及び、アロウズ所属モビルスーツに動力機関として搭載されている擬似太陽炉。
スサノオには両腰のバインダーに左右1基づつ搭載されている。
しかし、ダブルオーガンダムのようなツインドライヴシステムではなく、あくまでも活動時間の延長及び、高い出力を得るためのものである。
オプションパーツとして右平手が付属(画像左)。
ソウテンを構えるポーズが決まる(画像右)。


また、「HG GUNDAM SEED」シリーズの一部キットに使われていたディスプレイベース「BA1」が付属。
劇中のイメージどおりディスプレイすることができる。


アクションベース2(別売)にも対応。


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