1/144HGUC RX-78-2 ガンダム
機体解説(説明書より)
「V(ブイ)作戦」に基づいて開発された連邦軍初の実戦型の試作MS(モビルスーツ)。
「V作戦」とは、新型MSとその母艦となる強襲揚陸艦の開発、建造および量産と、その運用、投入を目的とした計画で、それまでに進んでいたRX計画を統合して、戦術システムとしての展開を考えた兵器体系を生み出すべく立案されたプロジェクトであった。
試作と量産工程が並立していたため、いくつかの先行量産型が生まれているが、素案のほぼ全てを盛り込んだ機体はRX-78のみであったと言われている。
連邦軍によるMS開発でもっとも重要視されたのは、実戦によるデータ収集と機体稼動および運用ソフトの適正化だった。
コア・ファイターに搭載された教育型コンピューターは、パイロットの負担を極力軽減する事を目的とし、新たな敵や環境に適応する能力を持つ。
そして、戦闘データは逐次更新され、もっとも適切な対処法を自ら構築していくことができる。
このシステムはコストが高く、戦闘を体験したシステムとパイロットの回収は最優先要項だったのである。
前後して開発、投入されていた先行型の機体群とは異なり、ホワイトベースを母艦とするガンダム、ガンキャノン、ガンタンクを含むRXシリーズは、MSを戦術の中核に据えた戦闘システムそのものの最小単位として想定されたものであり、だからこそ、後の支援システムの開発やマグネットコーティングの採用など、短期間での機体そのものの機能向上や、システム自体の改善も可能だったのである。
「機動戦士ガンダム」の主役機であり、現在まで続くガンダムシリーズに登場するすべてのガンダムタイプの原点となった機体である。
地球連邦軍が鹵獲したジオン公国軍の量産型モビルスーツ・MS-06FザクIIを徹底的に解析、得られたデータを元に開発された。
モビルスーツとしては初のビーム兵器(ビームライフル、ビームサーベル)を装備。
量産型ザクIIを遥かに上回る機体性能を持ち、ジオン軍の兵士からは『連邦の白い悪魔』『連邦の白いヤツ』などと呼ばれ恐れられた。
パイロットはアムロ・レイ。

HGUC(ハイグレード・ユニバーサルセンチュリー)シリーズの21番目でようやく主役機が登場。
キットは肩の引き出し機構により、両手でビームライフルを持つポーズが難なくできるほか、腹部にも引き出し機構があり、可動範囲を広げる事ができる。
メカデザイナーのカトキハジメにより、アニメ版に準拠しながらもメカニカルなデザインにリファインされている。
HGUCガンダムに先駆け、このキットの一部パーツと成型色を変更した1/144HGUCジムが先行発売された。
装備解説
ビーム・ライフル
ガンダムのメイン武装である、モビルスーツ初の携行型ビーム兵器(画像左)。
エネルギーCAP技術により、当時(宇宙世紀0079年)の戦艦に搭載されていたメガ粒子砲と同等の威力を持つ。
スコープとフォアグリップが左右に可動し、肩の引き出し機構を使って両手持ちができる(画像右)。


ハイパー・バズーカ
ガンダムの装備の一つである対艦用大型バズーカ(画像左)。
弾速が遅いうえに装弾数は5発のみと少ない反面、威力が大きく序盤では対モビルスーツ戦でも使用された。
ア・バオア・クー最終決戦ではハイパー・バズーカを二丁装備して出撃した。
また、腰のカバーパーツをはずし、専用のマウントパーツを取り付ける事でハイパー・バズーカを装備させることが可能(画像右)。
ビーム・ライフルとハイパー・バズーカは共用のハンドパーツを使って持たせる。


ビーム・サーベル
ビーム・ライフル同様、モビルスーツ初のビーム兵器。
通常はバックパックに装備されているが(画像左)、引き抜くとビームで形成された刃を発生(画像右)。
敵機の装甲を溶断、もしくは突貫する対モビルスーツ用格闘兵装である。
キットには二振り付属し、ビーム刃部分はクリアパーツで再現されている。
ビーム・サーベルを二振り持たせて、テキサスコロニーにおける対ギャン戦を再現。


シールド
左腕に装備されているルナチタニウム製の盾(画像左)。
使用しないときはバックパックに取り付ける事ができる(画像右)。


60mmバルカン
頭部に内蔵されている実体弾装備。
おもに牽制で使われる。


コア・ファイター
ガンダムのコックピットと脱出ポッドとしての役割を果たす、その名のとおりガンダムの核となる小型戦闘機。
戦闘機としても標準的な対空対地・空間戦闘能力を持つ。
ガンキャノンとガンタンクにも搭載されている。


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